現代の子育て家庭では、核家族化や地域コミュニティにおける人間関係の希薄化により、かつてのように家庭内で祖父母や年上の兄・姉などに子どもの面倒を見てもらったり、隣近所に子育ての相互援助を期待したりすることが困難になっており、家庭の中で「子育ての孤立化」が進むとともに「子育ての負担感」が増しています。
このような現代の社会環境のもとでは、夫婦の他に家庭外サービスや人、便利なツールを取り入れた「チーム」で育児をしていくことが、仕事と育児の両立に適した「子育てのカタチ」であり、「他者に頼る力=受援力」を身につけることが、子育ての負担の軽減につながるという考え方が広がっています。
これに伴い、本県でも「チーム育児」の普及啓発に取り組み、子育てしやすい社会づくりを進めています。